Mリーグ・セガサミーフェニックス所属の魚谷侑未(うおたにゆうみ)プロと東城りお(とうじょうりお)プロの契約満了(退団)が発表されました。
魚谷&東城両プロの退団理由と、フェニックス新加入のプロ2人が誰になるか予想してみます。
魚谷侑未&東城りおのフェニックス退団理由は?
セガサミーフェニックスの看板選手・魚谷侑未プロと東条りおプロの契約満了発表は世間をだいぶざわつかせています。
↓東条りおプロ(左)と魚谷侑未プロ(右)↓
引用元:X
なぜそんなに騒がれるのか。
一番の理由は、フェニックスが次の2024-25シーズンに向けて、メンバー構成は変わらないと予想されていたから
そもそもMリーグには、選手を入れ替えるための規定があります。
閉幕時に、2シーズン連続で同一の選手構成且つセミファイナルシリーズ進出できなかった場合、
・翌シーズン最低1名の選手を入れ替え、チーム編成を変更すること
・自由契約になった選手は、所属していたチームと次のシーズンに再契約することは不可とする
出典:Mリーグ
ルールによって、絶対に1人は入れ替えなくてはならない状況が来るのですが、今回はこれに当てはまるわけではありません。
フェニックスの選手入れ替えは予想されていなかった
セガサミーフェニックスの最近のメンバー入れ替えについては、2023-24シーズン開幕前に、近藤誠一プロが監督になり、醍醐大プロが新加入しています。
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結局2023シーズン、チームはセミファイナルシリーズに進出できませんでしたが、上記体制変更のおかげで、2024-25シーズン前の選手入れ替えは必要ありませんでした。
魚谷侑未プロは、デビュー後たった3年で「女流桜花」のタイトルを獲得するなど高い実力を持ち、2018年Mリーグ発足時のドラフト会議では、セガサミーフェニックスから1位指名を受けて入団、その後6年に渡って活躍を続けてきました。
↓魚谷侑未プロについて↓
一方、東条りおプロは、2021年のドラフトで指名されてフェニックスに入団。
当初は『美しすぎる女流雀士』と呼ばれ、ビジュアル先行のイメージが強かったものの、年々実力をつけて、これから更なる活躍が期待されているタイミングでした。
↓東城りおプロについて↓
というように、まだまだ期待十分の魚谷&東城両プロが、なぜ突然放出されてしまったのか。
理由が、ものすごく気になったので調査してみました。
退団理由①結果が出ていなかった
ひとつめの退団理由はシンプルで、魚谷侑未プロ・東条りおプロともに、競技での成績が悪く結果が出ていなかったため、フェニックスから放出されたというもの。
魚谷プロは通算成績だけみたら若干しゃーない部分はあれど実績があるし成績だけなら下がいて、東城プロは実績は未だ未だだけど通算成績だけなら前シーズンメンバーでも一番上だし
スポンサーありきのリーグとはいえ気持ち悪さは拭えない
最高峰のリーグという謳い文句が本当に虚しい— あぷら (@bJygRV616vJDtJ5) June 10, 2024
2人の過去3年間のレギュラーシーズン成績を見てみると、
シーズン | ポイント | 半荘数 | 平均着順 | 個人順位 | |
魚谷侑未 | 2023 | ▲13.4 | 26 | 2.44 | 17位/36人 |
2022 | ▲355.2 | 24 | 2.87 | 32位/32人 | |
2021 | ▲128.7 | 26 | 2.69 | 21位/32人 | |
東城りお | 2023 | ▲231.6 | 21 | 2.69 | 34位/36人 |
2022 | 163 | 24 | 2.37 | 9位/32人 | |
2021 | 55.9 | 16 | 2.50 | 15位/32人 |
チーム自体の成績は、2021年シーズンにファイナル進出(最終的に2位)したのを最後に、セミファイナルにすら進出できていません。
そう考えると、『成績でチームに貢献できていないから』という当たり前の理由で、放出した可能性はありそうです。
ただ、ファンの多くは『大人の事情がある』と考えているようです。
退団理由②大人の事情のため
これは、セガサミーが運営するネットワーク対戦麻雀ゲーム『セガNET麻雀MJ』が、魚谷&東城プロの放出に関わっているのではないかという説。
2年連続最下位が契約満了の理由みたいになってるけど、本当のところはスポンサーのゲーム(MJ)に出られないのも理由なんだろうな。
フェニックス枠という事で団体の枠を超えて出すわけにはいかんかったんかなぁ…
個人的にこういうシマ争いが一番萎えるんよ— えめどん (@emedon) June 10, 2024
まず、大前提として『プロ雀士』というのは、下記5団体のいずれかに所属している者のことを指します。
②最高位戦日本プロ麻雀協会
③日本プロ麻雀協会
④RMU
⑤麻雀将合μ
もちろん、Mリーグへの出場もこの5団体のどこかに所属していればOK。
魚谷侑未プロ・東城りおプロいずれも所属は、『日本プロ麻雀連盟』ですが、セガの麻雀ゲーム『MJ』には、同連盟所属のプロは1人も登場しません。
逆に言うと、同連盟以外の4団体のプロは登場しています。
第188節三麻トーナメント1stステージ、2/15(木)から開催中!
Mリーガーの茅森早香プロや浅見真紀プロたちが登場!
プロ雀士に勝利して、MJチップをGETせよ!!https://t.co/F5VM0l2Yjc#麻雀MJ pic.twitter.com/aoNoZkrBX8— 【公式】セガNET麻雀MJ(モバイル版&PC版) (@sega_MJ) February 16, 2024
MJから締め出されているのはなぜか。
理由は、日本プロ麻雀連盟の所属プロは、他の麻雀ゲーム(コナミの『麻雀格闘俱楽部SP』)に登場するためと思われます。
こちらは日本プロ麻雀連盟公認ゲームのため、他団体のプロは登場しません。
引用元:X
ただ、これまで魚谷プロは6年、東城プロは3年の間、セガサミーに所属してきて何の問題(しがらみ)もなかったので、この件だけを放出の理由とするのはちょっと弱すぎますが、調べていくと納得の理由が見つかりました。
それは、最近(2024年6月)
一般社団法人最高位戦日本プロ麻雀協会、『セガNET麻雀 MJ』とスポンサー契約を締結https://t.co/Yr2A7mPn7D
— 最高位戦日本プロ麻雀協会 (@saikouisen) June 1, 2024
どうやら、今回の退団劇が思ったよりも騒ぎになってしまっているのは、このスポンサーの件が大きく関係しているようです。
もちろん、フェニックスに残留した2人=茅森早香(かやもりさやか)プロと醍醐大(だいごひろし)プロの所属団体は『最高位戦日本プロ麻雀協会』
こうなると、いよいよ”大人の事情”というのが、魚谷プロ&東城プロ放出の理由(本命)に見えてきました^^;
では、近いうちに開催されるドラフトで指名されそうな、フェニックスの新メンバー2人はいったい誰になるのでしょうか。
”大人の事情”に沿った形で考えてみます。
フェニックス新加入のプロ2人を予想!
魚谷侑未プロ・東条りおプロに代わる、セガサミーフェニックスの新メンバーについて、ネット上では以下の2つのパターンが予想されていました。
②女流プロ2人(今まで通り)
もちろん、最高位戦日本プロ麻雀協会所属が前提です。
ドラフト会議でフェニックスの新加入選手2名が決定しました!
<新加入選手>
竹内元太プロ(最高位戦)
新体制を団体別で見ると『最高位戦3人・協会1人』に。
男女比は『男3人・女1人』とガラッと変わりました。
パターン①男性プロ2人(新体制)
これまでの6年間、セガサミーフェニックスには男性プロが常に1人の体制でしたが、新しいチームでは男性3人にするというパターン。
予想で挙がったプロで一番多かったのが、
引用元:X
プロ入り12年目。
2022年の47期最高位決定戦では初出場初優勝を果たし、2期連続で最高位のタイトルを獲得しています。
身長はなんと192cmとのこと!
他の男性プロ雀士で挙がった名前は
三浦智博 (みうらともひろ)プロ 37歳 13年目
河野直也 (こうの なおや)プロ 36歳 16年目
石橋伸洋 (いしばし のぶひろ)プロ 43歳 22年目
といった面々です。
中でも石橋プロは、2018年から2022年シーズンまでMリーグ・U-NEXT Piratesに所属していたので経験は豊富です。
パターン②女流プロ2人(今まで通り)
これまでのように、女流プロ3人+男性プロ1人で戦っていくパターンも考えられます。
フェニックスは最高位戦から選ばれるという下馬評だけど、女流から一人は入って欲しい。
現役女王は相川プロ。
実績なら西嶋プロ。昨年、最強戦のファイナル決めていた猿川プロがビーストから指名されてたりするので
今年、女流の戦いを制してる小宮プロもワンチャンあるだろうか。 https://t.co/6kFjvq2EEp— lanuvas (@lanuvas) June 10, 2024
話題性とか抜きで、単純に実力のある女流プロの名前が何人か挙がっています。
西嶋千春(にしじまちはる)プロ ?歳 女流最高位(2017年他 計4期)
小宮悠(こみやはるか)プロ 37歳 女流名人位(2020年)
丸山奏子(まるやまかなこ)プロ 30歳
他に考えられるパターンとしては、
という予想もありました。
どうもフェニックスは団体縛りではなく「MJ縛り」で行きたいんじゃないかと。いや本当にこっちの路線だと思う。てことは今の最高位戦の二人に加えて協会・RMU・麻将連合の中から二人選ぶってシナリオは十分にあり得ると思う。MJ強化が大本線。スポンサー就任はその一環。でないと辻褄が合わん。
— ORANGE (@lightyellowsky) June 10, 2024
いずれにしても、例年だと6月末にはドラフトが行われているので、今年(2024年)も同様と考えられます。
ネットにも多くの意見があった通り、このドラフトで誰が(どこの団体が)指名されるかによって、”大人の事情”の証明にもなりそうですね!
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます(^^)
●考えられる退団理由①
競技での成績が悪く結果が出ていなかった
●考えられる退団理由②
大人の事情のため
⇒セガ『MJ』が最高位戦日本プロ麻雀協会のスポンサーになった
⇒魚谷&東城プロは、日本プロ麻雀連盟に所属
●フェニックス新加入のプロは誰?
⇒最高位戦日本プロ麻雀協会所属が大前提
⇒フェニックスはこれまで女3人+男1人体制
①男性プロ2人のパターンで予想される名前
竹内元太・新井啓文・三浦智博・河野直也・石橋伸洋
②女流プロ2人のパターンで予想される名前
相川まりえ・西嶋千春・小宮悠・丸山奏子
他のMリーグ選手についてもまとめてありますので、よければご覧ください!
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