引用元:月陸Online
2023年7月、1500mで中学歴代3位/和歌山県中学記録となる3分50秒10をマークした田中悠大(たなかゆうま)選手は、世代ナンバーワンの呼び声高い中長距離ランナーです。
同世代では実力が頭ひとつ飛びぬけている田中悠大選手の
・陸上経歴
・人命救助
・今後の進路
について調査しました。
田中悠大(陸上/岩出第二中)のwikiプロフィール
【男子1500m】田中悠大(岩出二中3)3分50秒10=中学歴代3位
田中は400mを60秒8で入ると、800mは2分04秒0で通過した。#田中悠大
|月陸Online https://t.co/6PeH8nGziw— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) July 15, 2023
誕生日:2009年1月29日
年齢 :14歳(2023年8月現在)
居住地:和歌山県 岩出市
中学校:岩出市立岩出第二中学校 3年
1500m 3分50秒10 ※中学歴代3位(2023年)
3000m 8分31秒96 ※中2歴代2位(2022年)
田中悠大(陸上/岩出第二中)の陸上経歴
田中悠大選手は、小学校1年時にはすでに陸上を始めていたものの、最初はそこまで真剣ではなかったようです。
小学校4年生のときに、和歌山市にある陸上クラブ『紀の国アスリートクラブ』に入部して本格的に陸上を始めると、メキメキと実力をつけていきます。
ちなみに陸上を始めたきっかけは、お兄さんが陸上をしていたから。
また、両親も陸上経験者だそうです。
小6のときの県小学生陸上大会では800mで優勝するなど、すでに県トップクラスの実力をつけていた田中選手でしたが、岩出第二中学校の陸上部に入部してからは、ますますスピードに磨きをかけていきます。
1年時の冬には、全中クロカン男子中1の部(2km)で優勝。
2年夏に全中陸上へ出場を果たすと、1500m予選で3分57秒36(中2歴代最高)をマークし、決勝は12位(優勝は先輩の渡辺敦紀選手)。
全日本中学陸上
男子1500m予選6組田中悠大(岩出二2/和歌)3.57.36
★中2歴代最高【中2歴代】
3.57.36田中悠大🆕🆕
3.58.96石田洸介
3.59.01吉居駿恭
3.59.64新妻遼己
4.00.01佐々木塁
4.00.16濵口大和— まさし@駅伝好き (@masa_tandf_you) August 20, 2022
全中クロカンは男子中2の部(2km)で優勝して実質連覇を達成。
全国都道府県対抗駅伝では、和歌山県代表として6区(3.0km)を走り、No.1中学生の増子陽太選手(現在 学法石川高校)に次ぐ2位の活躍でした。
#都道府県駅伝
6区
🥇 08:36 増子陽太 福島県
🥈 08:45 田中悠大 和歌山県
🥉 08:47 小林睦 長野県
4位 08:52 新見春陽 広島県
5位 08:54 梅田大陸 兵庫県
5位 08:54 利根川悠樹 埼玉県https://t.co/k5Q9vo7z4N#sns— 駅伝歴ドットコム (@ekidenreki_com) January 22, 2023
↓増子陽太選手の中学時代については↓
3年生で陸上部キャプテンになった今年は、春先に1500mで3分55秒82を出すと、7月には中学歴代3位となる3分50秒10を記録して自己ベストを大幅更新。
2023年8月に行われた全中陸上1500mでは、自己ベスト更新はならなかったものの、唯一の3分台で余裕の優勝を果たしました。
#愛媛全中
男子1500m
🥇田中悠大 (岩出二3和歌山)3.56.59
🥈髙橋 陽 (胆沢3岩手)4.00.35
🥉大本寿以喜 (米子北斗3鳥取)4.00.58
ランキング1位(3.50.10)の田中選手が貫禄勝ち! pic.twitter.com/s1OHluv2ed— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) August 25, 2023
卒業までに3000mと合わせて、どこまでタイムを伸ばすか期待が掛かります。
田中悠大(陸上/岩出第二中)は人命救助して表彰!
田中悠大選手は、人命救助の功績により、同級生2人とともに警察から感謝状を贈られています。
6月の大雨の際、用水路に転落した小学2年生の男子児童を、田中選手自ら用水路に入り、友人と連携して救助したとのこと。
インタビューでの田中選手のコメントに震えました。
全中予選の時期だと思うのですが、危険とかコンディションとか関係なく、目の前の命を救うため真っ先に体が動くなんて、とにかくその人間性が素晴らし過ぎます!
アスリートとしても人間としても超一流ですね(^^)
田中悠大(陸上/岩出第二中)の進路予想
田中悠大選手の進路先の高校は、まだ明らかにはなっていません。
ということで、今ある情報から一番可能性の高い高校を予想してみます。
私が予想する田中選手の進路先高校は、
一番の理由は、関西地区では駅伝(中長距離)が一番強い高校だから。
洛南高校は、2022年まで8年連続で全国高校駅伝に出場し、優勝こそないものの10位以内が6回と安定した強さを見せています。
また、強豪大学への進学ルートを多く持っていて、箱根駅伝へ出場しているOBもたくさんいます。
箱根駅伝とオリンピック出場を目標にしている田中選手にとっても、申し分ない環境なのではないでしょうか。
ちなみに、全国高校駅伝の和歌山県代表校は下位であることが多い(ここ10年で40位以下が9回)ことから、県内への進学はほぼないといえそう。
ふたつめの理由としては、洛南へ進学した先輩2人の存在。
一人目は、田中選手のあこがれの選手として名前が挙がっている、若林宏樹選手(洛南高校⇒青山学院大学)。
若林選手とは、2023年の都道府県対抗駅伝で一緒のチームになり、人間性やリーダーシップに影響されたとのこと。
二人目は、渡辺敦紀選手(岩出第二中学⇒洛南高校)。
田中選手の中学の一歳上の先輩で、2021年の全中陸上800m、2022年の1500mを制した実力者です。
昨年まで一緒に練習していた身近な存在、かつ実力も兼ね備えている先輩の後を追っていくのは自然なことと言っていいでしょう。
ちなみに、若林宏樹選手の弟・良樹選手も、和歌山の中学から洛南高校へ進学(現在3年生)しています。
ということで、現実的な選択肢としては洛南高校が最も濃厚と考えます。
中学生なので進路の判明時期が遅いと思いますが、わかり次第追記します!
田中悠大選手は、洛南高校に進学しました。インタビューでは『1学年上に渡辺敦紀選手がいたことが決め手だった』と語っていました。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます(^^)
今シーズンは国体・駅伝・クロカンと、まだまだ楽しみな競技や記録会がいっぱいあるので、田中悠大選手の更なる記録更新に期待しましょう!