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前田和摩の東農大の理由はなぜ?中学高校時代の成績やライバルも紹介

東京農業大学が、14年ぶりの出場を決めた全日本大学駅伝に続いて、10年ぶりとなる箱根駅伝の切符も掴みました。

両予選会で活躍、その立役者となった前田和摩(まえだかずま)選手は、なんとまだ1年生。

大学長距離界、期待の新星・前田和摩選手の

・wikiプロフィール
・身長体重や自己ベスト
・なぜ東農大を選んだか理由

・中学高校時代の陸上成績
・ライバル

について調査・紹介します。

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前田和摩(東農大)のwikiプロフィール

前田和摩選手の競技中の写真

引用元:月陸Online

名前前田 和摩(まえだ かずま)
誕生日2005年1月16日
年齢18歳(2023年10月現在)
出身地兵庫県 西宮市
身長177cm
体重55kg
血液型A型
中学校西宮市立深津中学校
高校報徳学園高校
大学東京農業大学 食料環境経済学科
在学中
<SNS>
●X(Twitter)  https://twitter.com/kazu_maeda0116
●インスタ    https://www.instagram.com/kazu_maeda0116/
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前田和摩(東農大)の身長と体重

前田和摩選手の身長は177cm、体重は55kgです。

将来の目標は「マラソンのオリンピック日本代表」という前田選手ですが、体格面の数値(BMI)を計算すると17.56でした。

国際レベルのマラソンランナーのBMIは18〜22.5
出典:朝日新聞DIGITAL

ということですが、マラソン日本記録保持者の直近3人の数値は、全員18以下となっています。

●鈴木健吾選手 163cm 46㎏ BMI:17.31
●大迫傑選手  175cm 52㎏ BMI:17.99
●設楽悠太選手 174cm 48㎏ BMI:15.85

体格面では、今のままでも充分ということですね。

ただ、BMI値18前後のランナーは学生にもたくさんいるので、前田選手の場合は体脂肪率が低いのかもしれません。

体脂肪率については、実業団所属のエリートランナー(20~30代)の平均が9.4%で、オリンピック選手になると5~8%とのことです。(出典:横浜市スポーツ医科学センターRUNNAL)

前田選手の活躍によって、ここら辺の情報も明らかになってくると思われますので、わかり次第、追記します。

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前田和摩(東農大)の自己ベスト

前田和摩選手の自己ベストタイムは以下の通り。

<自己ベスト>
 ★1500m      3分52秒23
 ★3000m      8分09秒08
 ★5000m    13分56秒65
 ★10000m  28分03秒51 ※U20歴代2位
 ★ハーフマラソン 1時間1分42秒

大学入学後に記録されたのは10000mハーフマラソンのみで、5000m以下の自己ベストは高校時代のものとなっています。

前田選手が高3時の、全国自己ベストランキング(高校男子)を見ると、

3000m ⇒ 17位
5000m ⇒ 21位

とかなり上位にいました。

一般的には、箱根駅伝で走ることを目標に進学する高校生ランナーが多いため、自然と強豪選手は箱根の常連校に集まります

充分過ぎるほどの記録と成績を収めていた前田和摩選手は、なぜ10年も箱根から遠ざかっていた東農大へ進学したのでしょうか。

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前田和摩の東農大への進学理由とは?

前田和摩選手は、東農大へ進学した理由について「いろいろある」と語っていますが、一番の要因として監督やコーチの人柄の良さを挙げていました。

東農大への進学理由①無名時代に声を掛けてくれた

前田選手は、なんと高校1年時に東農大・村上和春コーチから勧誘を受けていたとのことです。

何が凄いかというと、このときの前田選手は無名もいいところ。

まだ実力を発揮していなかった時代だからです。

前田選手が、本格的に陸上に取り組んだのは、高校進学後。

もちろんタイムも、全国的には、そこまで目を見張るものではなかったようで、高校1年時の5000m自己ベストは15分34秒

この年の全国自己ベストランキングによると、14分59秒98の選手でも1212位なので、15分台中盤なんて下手したら2000位以下の可能性も…。

ちなみに同じ1年生だった有名ランナー2人のタイムを見ると

★吉岡大翔選手(現・順天堂大) 13分50秒27 14位
★長嶋幸宝選手(現・旭化成)  14分13秒31 87位

ここまで差が開いていたのですから、普通は注目されませんよね。

「そんなに強くなかった時から熱心に声をかけていただきましたし、自分のことを本当に考えてくれていると感じました。この大学なら強くなれると思ったんです」
引用元:月陸Online

きっと、前田選手が有名になった、高校2年時の活躍後に声を掛けてきた大学はたくさんあったのではないでしょうか。

でも東農大はいの一番に声を掛けて、一貫して熱意を見せ続けた

前田選手の「自分のことを本当に考えてくれてる」という言葉が、監督やコーチの人柄の良さのことを指しているのだと思います。

もちろん、ダイヤの原石を見つけた村上和春コーチの目も素晴らしいですね(^^)

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東農大への進学理由②将来を考えてくれている

もうひとつ、監督やコーチの人柄で東農大を決めたという前田選手のコメントが

僕の将来のことをしっかり考えてくれていました。箱根は憧れの舞台の一つですが、最終的な目標はオリンピックのマラソン日本代表として世界と戦い、入賞すること。そのためにも、大学ではケガしないように自分のペースで練習をじっくり積ませてもらえる環境を大切にしたかったんです」
引用元:Number Web

というもの。

競技・駅伝といった、目の前の目標に向けて追い込むようなトレーニングではなく、長く将来を見据えて育成してくれると感じたことも、前田選手の心を打ったようです。

前田選手の東農大入学前には、母校・報徳学園の監督と連絡を取り、育成方法について話し合ったとのことでした。

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東農大への進学理由③自分に合う環境だと思ったから

3つ目は、当然と言えば当然の理由自分に合うと思ったから

東農大に進学したのは、「じっくり練習するタイプ」という自身に合うと思ったからだ。
引用元:読売新聞オンライン

前田選手は高校時代、周りについていくために限界を超えた努力をした結果、疲労骨折してしまった苦い経験があるそうです。

この経験から「無理せずに、ケガなく練習を続けるほうが絶対に力はつく」ということを悟り、この調整方法を認めてくれるのが東農大だったということ。

東農大・小指徹監督は、『練習強度を上げれば、すぐにタイムを出せるが、絶対に無理はさせない』と明言していました。

日本長距離界の宝を、大切に育ててくれるのは安心ですね!

いずれにしても、前田和摩選手にとって東農大入学は自分の夢を叶えるためのベストの選択だったということで間違いないでしょう。

次は、前田選手の陸上経歴と成績を紹介します。

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前田和摩(東農大)の陸上経歴

意外なことに前田選手は、小3までは運動が苦手だったとのこと。

それが、小4からサッカーと水泳を始めると、6年時の校内マラソンで1位になるほど体力・走力がついていったそうです。

前田和摩(東農大)の中学時代の陸上成績

前田和摩選手は地元の西宮市立深津中学校に入学。

小学校時点から、自分の長距離適性を自覚していたものの、入部したのはサッカー部で、DF(センターバック)として3年間プレーを続けました。

いっぽうで冬場は陸上部から頼まれて、駅伝に助っ人参加

やはり、当時から体力には定評があったようですね。

前田選手の中学時代の陸上成績は以下の通りです。

【中学1年】
 兵庫県中学校駅伝   5区3.2km 10分43秒 区間9位
 兵庫県中学校新人駅伝 6区3.0km   9分40秒 区間13位

【中学2年】
 兵庫県中学校駅伝   1区3.2km 9分46秒 区間2位
 兵庫県中学校新人駅伝 1区3.1km 9分05秒 区間賞

どれも似たような距離ですが、あきらかに1年でタイムがよくなっています

2年の冬に区間賞を獲得しているのは凄すぎるの一言!

この数少ない活躍の場で、報徳学園高校の目に留まった前田選手はいよいよ本格的に陸上競技を始めることになります。

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前田和摩(東農大)の高校時代の陸上成績

前田選手は、陸上の強豪校・報徳学園高校へ進学。

上でも書いた通り、最初はまったくの無名選手だった前田選手はケガ(疲労骨折)を乗り越えながら、時間を掛けて成長。

高校2年の秋には、兵庫県高校駅伝(1区)近畿高校駅伝(1区)で区間賞を獲得して、大ブレイクを果たします。

3年生になると、兵庫リレーカーニバル5000mで13分56秒65の自己ベストを記録すると、全国高校総体(インターハイ)にも出場を果たし、5000m決勝では日本人トップとなる4位の好成績を収めました。

陸上を本格的に始めてたったの2年で、全国区の有名ランナーになってしまったのですね。

前田和摩選手の高校時代の主な陸上成績は以下の通りです。

【高校2年】
 兵庫県高校駅伝 1区(10km) 28分59秒 区間賞
 近畿高校駅伝  1区(10km) 28分58秒 区間賞
 ※参考 5000m自己ベスト:14分21秒46(全国183位)

【高校3年】
 兵庫リレーカーニバル 高校5000m決勝 2位 13分56秒65
 兵庫県高校総体陸上 5000mTR 2位 14分04秒56
 近畿高校総体陸上 5000m決勝 2位 14分11秒52
 全国高校総体陸上 5000m決勝 4位 13分58秒01
 兵庫県高校駅伝 1区(10km) 29分42秒 2位
 近畿高校駅伝  4区(8.0875km) 23分35秒 区間賞
 全国都道府県駅伝 5区(8.5km) 24分09秒 2位
 ※参考 5000m自己ベスト:13分56秒65(全国21位・日本人12位)

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大学時代

東京農業大学に入学後の前田和摩選手の陸上成績は以下の通りです。

関東学生陸上競技 男子2部5000m決勝 4位 13分57秒25
全日本大学駅伝 関東予選会(10000m)  3位 28分03秒51
箱根駅伝予選会(ハーフマラソン) 9位 1時間01分42秒

2度の駅伝予選会はいずれも日本人1位

留学生とも堂々と渡り合っている姿を見ると、2年後・3年後が楽しみで仕方ありませんね!

ちなみに前田選手は、ハーフマラソン自己ベストランキング(大学1年)で、現在1位のようです。

最後は、前田和摩選手のライバルについて。

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前田和摩(東農大)の高校時代のライバルと現在

前田和摩選手が高校時代にしのぎを削ってきた一番のライバルは、上でも紹介した長嶋幸宝(ながしまそなた)選手

長嶋幸宝選手の写真

引用元:旭化成陸上部

前田選手と同学年で同じく兵庫県出身

中学時代から全国に名を轟かせ、西脇工業高校を経て、現在は旭化成陸上部で活躍しています。

2人は中学時代も同じ駅伝大会に出場していましたが、直接対決は一度もなし。

高校時代は、トラック競技(5000m)で4回駅伝で2回の直接対決がありました。

5000mでは前田選手の1勝3敗

2大会とも、お互いに大会新記録を出すなど、素晴らしいライバル関係です!

ただ、前田選手唯一の1勝がインターハイ決勝というところがすごいですね(前田選手4位、長嶋選手6位)↓

2022年インターハイ5000m決勝の様子

引用元:X

駅伝の対戦成績は、1勝1敗

2年時は、前田選手が1区区間賞、長嶋選手は14秒差の2位

3年時は、同じ1区で長嶋選手が区間賞、前田選手は1分11秒差の2位でした。

前田選手によると

「高校入学時はまさか届くとは思っていなかったんですけど、徐々に戦えるようになってきて、強く意識するようになったんです」とライバル視するようになった。
引用元:月陸Online

とのこと。

入学当初は5000mで1分20秒も差があった相手と、1年後は対等に渡り合えるようになるなんて、前田選手のセンスと努力恐るべし^^;

今は大学と実業団、別々の道を歩んでいる2人ですが、箱根駅伝の予選会を突破した前田選手に対して、長嶋選手がアツいエールと思いをポストしていました。

まだライバル関係は続いているようです(^^)

お互い刺激し合って、記録を伸ばしていけるといいですね!

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まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます(^^)

<前田和摩の東農大の理由はなぜ?のまとめ>
●前田選手が東農大を選んだ理由 ⇒「一番は監督とコーチの人柄」
 ①無名時代から声を掛けてくれていた
 ②将来を考えてくれている
 ③自分に合う環境だと思った
●陸上を本格的に始めたのは、報徳学園入学後
●高2時に兵庫駅伝・近畿駅伝で区間賞
●高3時は5000mでインターハイ出場 決勝4位(日本人1位)
●長嶋幸宝選手(旭化成)とは、高校時代からライバル関係

10000m、ハーフマラソンともに、U20の日本記録・アジア記録を狙えそうな前田選手に今後も注目していきたいと思います。

記事内で紹介した長嶋幸宝選手をはじめ、前田和摩選手の同学年には将来が楽しみな逸材が揃っています。

他記事でもまとめてありますので、ぜひご覧ください。

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