年々レベルが上がっている中学陸上で、2024年に3000mの日本中学記録を更新した稲垣翔馴(カイン)選手が話題となっています。
両親ともに陸上コーチという稲垣選手の
・進路 (進学先高校)
について、調査・紹介します。
稲垣翔馴(カイン)の家族構成
稲垣翔馴選手の家族構成は、父・母・妹・弟の5人家族です。
稲垣家は陸上(長距離)一家で、両親ともに現役時代は一流選手でした。
稲垣選手が所属する陸上チーム『KERT』のインスタには、稲垣選手や妹さん、所属選手の活躍が掲載されています。
まずは、稲垣選手本人のすごい記録から紹介します。
稲垣翔馴がすごい
稲垣翔馴選手は、2024年8月に全中陸上の3000mを制覇すると、10月の国スポ陸上少年B3000メートル決勝では高校生に一歩も引けを取らず2位に。
タイム『8分07秒29』で、日本中学記録を更新する偉業を達成しました。
#佐賀国スポ
少年男子B3000m
🥇吉田星(北海道・東海大札幌高)8.07.12
高1歴代4位!!
🥈稲垣翔馴(神奈川・KERT)8.07.29
中学新記録!!!!!!
昨年と今年の全中チャンピオンが好勝負✨ pic.twitter.com/Mk9iDznJNR— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) October 15, 2024
2022年に増子陽太選手(現・学法石川)が記録した『8分11秒12』から4秒近く縮めたことで、しばらくは破られない大記録と言われています。
増子陽太(陸上)のwiki経歴|身長体重・進路や兄弟について調査
稲垣選手は、中1の頃からすでに全国レベルの活躍をしていましたが、3000mタイムを見ると、
●中2 ⇒ 8分37秒76
●中3 ⇒ 8分07秒29
と、恐ろしい伸び方!!
特に、兵庫から神奈川へ引っ越ししたあとの中3時の記録がすさまじく、上記以外にも、
1000m 2分28秒34 ⇒ 中学歴代2位&神奈川中学新記録
1500m 3分57秒46 ⇒ 神奈川中学新記録
を樹立しています。
コーチを務めるお父さんに「自分がこんなふうに走りたかった理想形」と言わせてしまう、稲垣選手の今後が楽しみですね♪
そんなお父さんも、昔はかなりすごい選手だったようです。
稲垣翔馴の父親もすごい
稲垣翔馴選手のお父さんの名前は、晃二(こうじ)さん。
大会出場の記録から計算すると、現在40歳と思われます。
↓(左)稲垣翔馴選手 と (右)父・晃二さん
引用元:中国新聞デジタル
2024年に一家で、兵庫県から神奈川県へ引っ越しして、現在は川崎で陸上クラブチーム『KERT(K-Elite Racing Team)』を主宰しています。
晃二さん自身も元・長距離選手で、西脇工業高校(兵庫)時代には、全国高校駅伝に2度出走(1区&3区)して、2年時に3位、3年時には優勝を経験。
日本体育大学に進学後は、箱根駅伝にも4区と5区で1回ずつ出走を果たしました。
その後、実業団(山陽特殊製鋼)では、2012年度まで競技に出場していた記録が残っています。
また、高校時代、兵庫県代表として全国男子駅伝に出場していますが、2024年に息子の翔馴選手が同じく兵庫代表で出場したことで、親子二代での兵庫県代表出場を実現させました。
『都大路~箱根』という、駅伝ランナー憧れのルートを辿ってきたエリートだったのですね!
そして、稲垣選手のお母さんの陸上経歴も負けていません。
稲垣翔馴の母親もすごい
稲垣翔馴選手のお母さんの名前は、しおりさんで、旧姓は石山(いしやま)。
夫の晃二さんと同じく、現在40歳と思われます。
現在は、夫・晃二さんが主宰する『KERT』でコーチを務めています。
しおりさんも、山形城北高校時代に、3年連続で全国高校駅伝に出走。
その後、名門実業団・三井住友海上へ就職、全日本実業団対抗女子駅伝では、2年連続区間賞で同チームの大会連覇に貢献しています。
当時、黄金期だった三井住友海上には、オリンピック元日本代表の土佐礼子さんや渋井陽子さんが所属していました。
また、都道府県対抗女子駅伝には山形県代表として、通算6回出場しています。
やはり晃二さん同様、すごい陸上経歴…。
翔馴選手が『サラブレッド』と言われる理由がわかりますね!!
稲垣翔馴の妹と弟もすごくなる予感
稲垣翔馴選手の妹さんの名前は、美翔(みんと)さん。
稲垣選手の2歳年下で、2024年時点で中学1年生です。
美翔さんも『KERT』に所属で陸上をやっていて、800mや1500mのほか、4×100mリレーのような短距離競技にも出場しているようです。
『KERT』のインスタには、川崎市通信陸上800mで優勝した様子が投稿されていました。
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翔馴選手のように、全国の舞台で輝く日が楽しみですね(^^)
残る弟さんについては、お名前がわかりませんでした。
年齢は、2024年時点で3歳とのこと。
やっぱり『翔』の字が入っているのでしょうか。
当然、将来は陸上をやると思われるので、どのような活躍を見せてくれるか楽しみですね。
稲垣翔馴(カイン)の高校進学はどうなる?
中学3年生の稲垣翔馴選手について、今一番気になるのが進路です。
普通なら、陸上部が強い高校を選ぶはずですが、稲垣選手の場合は『KERT』での質の高い練習が好記録を支えているようなので、「わざわざ陸上部に所属する必要がないのでは?」と思ってしまいます。
もっというと、通信制高校に通って、ほとんどの時間を練習に使うことだってできそう。
プロランナーみたいな生活になりそうですが、『通信制』や『陸上部に入らない』という選択肢が可能性としてあるのか調べてみました。
↓同学年のライバル・植松遼選手については↓
植松遼(陸上)の進学先高校はどこ?経歴プロフ&競技成績まとめ
稲垣翔馴は高校で陸上部に入らない?
結論から言うと、稲垣翔馴選手は高校で陸上部に入部するのは間違いなさそうです。
2024年10月の稲垣選手の取材記事には、以下のように書いてありました。
高校進学後、都大路で活躍し、在学中に世界の舞台で活躍する姿を思い描く。父は「雰囲気に圧倒されないためにも、沿道に大観衆が集まる駅伝に出ることは大切な経験。駅伝が得意と思って、次のステージでも活躍してほしい」と願う。
引用元:中国新聞デジタル
トラック競技だけじゃなくて、駅伝しかも全国に出る気満々!
たしかに『都大路出場』は、高校の陸上部じゃないと実現できませんね。
実は稲垣選手は中学時代、駅伝でも活躍を見せています。
現在通っている西中原中学校では、2024年の全中駅伝予選でアンカーを務めて6人抜きの大活躍(もちろんダントツの区間賞)。
チーム順位を9位から2位まで押し上げて、優勝まであと一歩でした。
なお、高校ではそのほかに『5000m』と『3000m障害』に取り組み、世界を目指すとのこと。
稲垣翔馴の進学先高校の候補は?
稲垣翔馴選手の目標が『都大路』である以上、やはり全国常連の陸上(駅伝)強豪校へ進学しなくてはなりません。
ただ、『KERT』での練習に支障がないように、
強い+家から近い高校
を選ぶのではないでしょうか。
ということで、神奈川県内の駅伝強豪校をピックアップしてみます(予想も)
( )内は全国高校駅伝出場(県大会優勝)の年度
◎川崎市立橘 (2022年)
✕東海大相模 (2021年)
△法政二 (2015・2017年)
まず、最近では一番、都大路出場回数が多い『相洋高校』ですが、小田原市にあるのが✕。
通学に1時間以上掛かるため、ほぼ可能性なしと言えそうです。
また『東海大相模高校(相模原市)』も、同様の理由から可能性はかなり低そう。
調べていて、ここしかないと思ったのが『川崎市立橘高校』です。
【神奈川高校駅伝】
男子は東海大相模との接戦を制した川崎橘が、うれしい初優勝!!駅伝主将の西郷哲広(3)が仲間の待つゴールへ飛び込みました。川崎橘は都大路の出場権獲得。 #川崎橘 #タウンニュースNEXT pic.twitter.com/2Tdo6MA1J7— タウンニュースNEXT (@next_tn9) November 3, 2022
稲垣選手一家は中原区在住で、『KERT』の練習場所も中原区にある等々力補助競技場。
通学には電車で2駅で自転車でも、稲垣選手なら走って通うこともできそうなくらいです。
都大路出場は2022年だけですが、2021・23・24年はいずれも2位とあと一歩。
2019年以降、常に4位以内をキープしてるので、安定して強いことがわかります。
あとは、この中で唯一の公立高校なのもポイント高いのではないでしょうか。
12/24(日)京都市で開催された第68回全国高等学校駅伝競走大会(都大路)に法政二高陸上競技部男子駅伝チームが2年ぶりに出場、前回の41位から大きく順位を上げ総合13位の成績をおさめました。フレッシュなオレンジエクスプレスにも活躍を期待したいですね!たくさんの応援、ありがとうございました。 pic.twitter.com/5Jl6wh6fZ3
— 法政大学 (@hosei_pr) December 25, 2017
残る『法政二高』も中原区内にあり、通学は便利です。
きれいな陸上トラックを備えていて、練習環境も○。
経済的な負担さえ気にしなければ、選択肢に挙がっても不思議ではありません。
稲垣選手が住む川崎市の隣は東京都のため、県外の可能性もわずかにありますが、『近さ』と『トータル練習環境』を考えて、川崎橘高校を第一候補に挙げたいと思います。
稲垣翔馴(カイン)のプロフィール
引用元:カナロコ
●誕生日:2009年8月15日
●年齢 :15歳 (2025年1月時点)
●出身 :兵庫県西宮市 ⇒ 神奈川県川崎市中原区
●身長 :166cm
●体重 :42kg
●中学 :西宮市立上甲子園中学校 ⇒川崎市立西中原中学校
●所属 :K-Elite Racing Team (KERT)
★ 3000m : 8分07秒29
まとめ
本記事では、稲垣翔馴選手の
・中3時の競技成績や記録
・家族(父・母・妹・弟)
・進学先高校の候補
・プロフィール
について紹介してきました。
●稲垣翔馴選手は、2024全中制覇&国スポで中学記録樹立
●父・晃二さんは、都大路2回・箱根駅伝2回出走経験あり
●母・しおりさんは、都大路3回出走・プリンセス駅伝で区間賞2回
●妹・美翔(みんと)さんは現在中1で、800m・1500m・短距離も
●弟の名前は不明。現在3歳
●稲垣選手の高校での目標のひとつが駅伝で『都大路出場』
●トラック種目は『5000m』『3000m障害』で世界を目指す
●進学先高校は『強い』『近い』で決める可能性大
⇒ 公立の強豪・川崎市立橘高校が最有力