高校生ランナーの集大成『全国高等学校駅伝競走大会』が2024年12月22日に開催されます。
男子は今年で75回目を迎える恒例の都大路。
コースの特徴や全7区間について簡単に解説します。
男子の出場校とエントリー選手はこちら↓
女子はこちら↓
第75回全国高等学校駅伝競走大会
第75回全国高等学校駅伝競走大会の開催日は、2024年(令和6年)12月22日(日)
2024年からは出場できる高校数が増え、
『各都道府県の代表47校』+『地区代表11校』= 58校
となります。
スタートとゴールは『たけびしスタジアム京都(右京区)』
男子は42.195kmを7区間に分けて競います。
男子のスタート時間は午後12時30分予定。
前回(2023年)大会の優勝校は、佐久長聖高校(長野県)
6年ぶり3回目の優勝で、タイムは2時間01分00
大会記録を更新しての優勝でした。
第74回🎽全国高校駅伝【男子】
🥇佐久長聖
🥈倉敷
🥉八千代松陰
4位 須磨学園
5位 埼玉栄
6位 大牟田
7位 洛南
8位 仙台育英32位 豊川(愛知)
長野の佐久長聖が大会新記録で優勝🏆
留学生選手なしで見事なレース展開でした👏 pic.twitter.com/EyD2BxFDsS— くまこ (@kumasan117_14) December 24, 2023
2024年からは新ルールが施行され、留学生の起用区間が最短区間(3km)のみとなります。
男子は、2区と5区が該当します。
次は、全国高校駅伝の1区から順番に開設します。
1区(10.0km)のコース&特徴
1区はスタートのたけびしスタジアム京都~烏丸鞍馬口までの10kmの区間です。
高校駅伝の最も注目を集める区間『花の一区』です。
最大の特徴は、7区間でもっとも距離が長いこと(総距離の約4分の1)。
またラスト3kmを除いて、ほぼ上りになります。
各校のエース(日本人に限る)が投入される区間で、その後大学駅伝やマラソンランナーとして活躍する選手が多いことで有名です。
かつては外国人留学生の起用によって、日本人選手と大差がつくことが多くなってしまい、2008年から1区だけは外国人留学生が走れなくなっています。
ちなみにスタート地点(右京区)と西大路通りを5kmほど北上した北区では気温が2~3℃違うので、ランナーの調子に影響を与える可能性も。
ジュリアス ギタヒ【仙台育英 (宮城)】 46回 (1995年)
佐藤 一世【八千代松陰 (千葉)】 70回 (2019年)
2区(3.0km)のコース&特徴
2区は烏丸鞍馬口~丸太町河原町までの3kmの区間。
烏丸通りを南下する間ずっと下り坂が続きスピードが出やすいことが特徴です。
距離が短いため、中距離専門ランナーや経験の浅い選手が起用される傾向にあります。
2021年大会ではこの2区で10人抜きの記録も生まれました。
佐藤 清治 【佐久長聖 (長野)】 49回 (1998年)
3区(8.1075km)のコース&特徴
3区は丸太町河原町~国際会館前までの8.1075kmの区間。
1区に次いで距離が長く、かなり重要な区間になります。
ここに外国人留学生の選手を起用してくる学校が多いのが特徴。
東大路通り&白川通りの北上による上りがメインです。
見どころは残り2kmほど、線路をまたぐ架道橋で急激な上り→下りになるため、ここで失速してしまう選手も見られます。
サムエル キバティ 【倉敷 (岡山)】 73回 (2022年)
吉岡 大翔 【佐久長聖 (長野)】 73回 (2022年)
4区(8.0875km)のコース&特徴
4区は国際会館前~丸太町寺町までの8.0875kmの区間。
3区を逆走する形で、距離はほぼ同じながら、下りがメインになります。
準エース級を持ってくる学校が多い区間です。
ビタン カロキ 【世羅 (広島)】 59回 (2008年)
ジョン ムワニキ【世羅 (広島)】 69回 (2018年)
佐藤 悠基【佐久長聖 (長野)】 54回 (2003年)
5区(3.0km)のコース&特徴
5区は丸太町寺町~烏丸紫明までの3kmの区間。
ここもほぼ2区を逆走する形になり、上りメインのコースになっています。
1年生が起用されることが比較的多い区間です。
佐々木 哲 【佐久長聖 (長野)】 74回 (2023年)
6区(5.0km)のコース&特徴
6区は烏丸紫明~西大路下立売までの5kmの区間です。
1区の後半部分を逆走といった感じで、上り半分・下り半分といったところ。
曲がり角やカーブも多めなので、走るルートにも注意を払う必要があります。
ムチリ ディラング 【仙台育英(宮城)】 70回(2019年)
城戸 洸輝【宮崎日大 (宮崎)】 70回 (2019年)
7区(5.0km)のコース&特徴
7区は西大路下立売~たけびしスタジアムまでの5kmの最終区間。
1区の前半部分の逆走となり、下りがメインになります。
実力的な点はともかく、6人につながれたタスキをゴールまで持っていく責任を担えるランナーがふさわしい区間です。
競技場のトラックまで勝負がもつれたときの気力勝負が見ものです。
森口 祐介 【西脇工 (兵庫)】 49回 (1998年)
山田 修人【倉敷 (岡山)】71回(2020年)