2024年の全国中学校駅伝で区間記録を更新して、鶴ケ島市立藤中学校(埼玉)初優勝の原動力となった、植松遼(うえまつりょう)選手。
今回は、これからの成長がますます楽しみな植松選手の
・経歴プロフィール
・これまでの競技成績
について調査・紹介します。
植松遼(陸上)の進学先の高校はどこ?
全中駅伝では中学生離れした走りで他を圧倒した、植松遼選手の進学先高校はどこか調べましたが、いまのところ公表されていません(2025年1月10日現在)
植松選手は、2025年1月開催の『全国男子駅伝』の埼玉県代表に選ばれているため、そのTV中継内で明かされる可能性もありますが、その前に当サイトで進学先候補を挙げてみます。
※もちろん明らかになり次第、追記します。
判明は高校入学後かもしれませんが…。
↓同学年のライバル・稲垣翔馴選手については↓
稲垣翔馴(カイン)の父親・母親・妹もすごい!高校進学はどうなる?
植松遼(陸上)の進学先候補①埼玉栄高校
植松遼選手の進学先候補の大本命は、埼玉栄高校です。
全国高校駅伝埼玉県予選会優勝
校歌の一節「日々の努力に花よ咲け」のテーマのもと、落ち着きと自信を持って日頃の練習での走りを再現し部員全員で心の襷を繋ぎました。
男子 2時間06分29秒
ご声援ありがとうございました。 pic.twitter.com/hY48NshF0T
— 埼玉栄高等学校 駅伝部 (@sakaEkiden_11) November 4, 2024
埼玉の陸上最強私立なので、当たり前と言われそうですが、根拠を3つ挙げます。
根拠①:箱根駅伝出場を目指している
植松遼選手のインタビュー回答が、進学先のヒントになっている可能性があります。
「将来は箱根駅伝に出場したい。近所(藤中から約2キロ)の東洋大か、藤中の大先輩の大先輩の伊地知賢造さんが活躍した国学院大に行きたいです」 出典:スポーツ報知
まずは、『箱根駅伝への出場』について。
直近(2025年)の箱根駅伝エントリー選手の出身高校別ランキングでは、埼玉栄高校がトップ(11人)になったと報道されていました。
「箱根路エントリ―選手の出身高校、最多は埼玉栄の11人…都道府県別でも埼玉が千葉に代わってトップに」#箱根駅伝2025 #アラカルト箱根駅伝
▽詳しくはこちらの画像をタップhttps://t.co/1vRHFTJxOK— 箱根駅伝速報(読売新聞) (@YOL_hakone) December 17, 2024
埼玉栄は、全国高校駅伝に現在8年連続出場継続中。
2022年に4位、2023年5位と好成績を残しています。
これらの事実だけでも、箱根への近道として埼玉栄を選ぶ動機としてはじゅうぶんですね。
また、植松選手が挙げた希望大学についても、
『國學院大學』⇒ 2人
『東洋大学』⇒ 4人
と多くの埼玉栄高校出身者が在籍。
※いずれも2024年度チーム
両大学ともに、すでに埼玉栄との強力なパイプがあることがわかります。
チームとしての実績・実力や大学進学後の活躍を見ても、埼玉栄高校で陸上の腕を磨くのが最善と判断するのは当然かもしれません。
根拠②:自宅から通いやすい
植松遼選手が住む鶴ヶ島市から埼玉栄高校が通いやすいという理由から。
上でも、行きたい大学の1つ東洋大学について「近所だから」と言ってましたね(笑)
藤中学校の最寄り駅・若葉駅~埼玉栄の最寄り駅・西大宮駅を調べてみると、乗り換え1回含めて30分程度。
西大宮駅から高校まで徒歩5分ほどということなので、よほど自宅と駅が遠くなければ、1時間も掛からずに通えそうです。
埼玉栄高校のような強豪だと『全員、寮生活をしているのでは?』と想像してしまいますが、ほとんどが自宅からの通学者とのことでした(2022年の監督インタビューより)
根拠③:全国男子駅伝とパイプ構築
埼玉栄高校陸上部の神山洋一監督は長年、『全国男子駅伝』の埼玉県チームにコーチとして参加を続け、2024年からは監督を務めています。
一方、植松遼選手が通う藤中学校をたった2年で全国優勝に導いた今井隆生先生も、2024年大会から同代表の支援コーチに就任しています。
ここで優秀な指導者同士が出会い意気投合、
埼玉を陸上王国にするために、
『今後、藤中学から埼玉栄への継続的なパイプを作りましょう』
という話になっていても不思議ではありません。
両校がこれから強力なパイプを築いていくうえで、植松遼選手が第一号となる可能性は大いにあると考えます。
では、進学先が埼玉栄ではなかった場合、他にどこの高校が考えられるでしょうか。
植松遼(陸上)の進学先候補②佐久長聖高校
県外で可能性があるとしたら、佐久長聖高校(長野)を挙げます。
佐久長聖、全国高校駅伝で男子2連覇! 女子の長野東と県勢アベックV#佐久長聖#全国高校駅伝男子https://t.co/Xsye14e7Bp
— 中日スポーツ (@chuspo) December 22, 2024
全国高校駅伝で2023年・2024年と連覇中の佐久長聖高校には、全国の中学から生徒が集まり、厳しい寮生活を送ることで有名です。
2024年度メンバーでは、2名の埼玉県出身者が在籍していました。
佐久長聖であれば、規律正しい生活を送りながら競技に没頭できるうえに、箱根常連校へのパイプも申し分なし、あと県も隣です。
頂点を目指すのであれば、選択肢として考えてもいいのではないでしょうか。
ただ、佐久長聖高校のスカウティングの考え方としては、
●闇雲に県外の選手を獲ることはしていない
●他県の選手は、その生徒の先生から話があるケースが多い
●本人が希望している場合も、まず先生に話を聞く
●選手と同じ県の学校が勧誘している場合は手を引く
引用元:Number Web
とのこと。
となると、植松選手を埼玉県内の高校が勧誘していないとは考えられないので、佐久長聖高校への進学は現実的に厳しそうですね…。
植松遼(陸上)の進学先候補③その他強豪校
他に、県外の有力校は見当たらず、
埼玉県内で残る長距離の強豪校としては、
●武蔵越生高校 =私立 ※マラソン 設楽啓太&悠太選手の出身校
●昌平高校 =私立
あたりが挙げられます。
ただ、全国高校駅伝出場実績が、東農大三は過去に1回、武蔵越生も2回だけ。
やはり駅伝をメインに考えるのであれば、埼玉栄一択といってよさそうです。
もちろん植松選手は駅伝だけでなく、トラック競技でも素晴らしい成績を残しています。
次は、植松選手の陸上経歴や競技成績について紹介します。
植松遼(陸上)の経歴プロフィールと競技成績
植松遼選手は、まだ多くのメディアの取材を受けていないこともあり、プロフィールや詳しい陸上経歴について不明な点が多かったので、判明次第追記していきます。
陸上を始めた時期についてもハッキリ発言はしていませんが、ネット上に残っている一番古い出場大会が小学校1年生のときでした。
小4からは、所属が『川島RC(ランニングクラブ)』となっていたので、本格的に陸上を始めたのは、小学校4年生のときと思われます。
大会出場時の所属先は、
小4~小6 川島ランニングクラブ
中学以降については、次で紹介します。
植松遼(陸上)の経歴プロフィール
引用元:Yahooニュース
●生年 :2009年 or 2010年
●出身 :埼玉県 鶴ヶ島市
●身長 :不明
●体重 :不明
●小学校:鶴ヶ島市立藤小学校
●中学校:鶴ヶ島市立藤中学校
★ 3000m : 8分33秒17
植松遼選手は、藤中学校では陸上部に在籍、
1年時から、埼玉県陸上協会の強化指定選手(U15)に選出されています。
小学校のときは全国レベルではなかったようですが、中学入学後に大きく実力を伸ばし、3年時には3000mで全中総体に出場して5位、駅伝では主将&エースとして全国初出場・初優勝に貢献しました。
男子・埼玉の鶴ヶ島藤が初出場、初優勝!アンカー・植松遼で逆転、今井隆生監督が男泣き/全中駅伝|月陸Online https://t.co/z2KELiUJLF
— 五伝木 隆幸 (@godengi) December 15, 2024
続いては、競技成績まとめです。
植松遼(陸上)の競技成績
・彩の国小学生駅伝 2区(1.5km) 区間21位 5分31秒 チーム=9位
・埼玉県スポ少駅伝 3区(1.5km) 区間3位 7分06秒 チーム=8位 【小学5年】
・埼玉小学生陸上交流 男子5年 1000m決勝総合 優勝 3分09秒99
【小学6年】
・彩の国小学生駅伝 2区(1.5km) 区間賞 4分41秒 チーム=準優勝
・上尾市陸協 春季記録会 小学男子 800m 優勝 2分21秒09
・上尾市陸上選手権 冬季大会 小学男子 1000m決勝総合 優勝 3分01秒04
・埼玉中学総体陸上 男子1年 1500m 1組 2位 4分24秒52
・埼玉中学通信陸上 男子1年 1500m決勝 1組 優勝 4分27秒89
・関東中学陸上 男子1年 1500m決勝 1組 2位 4分25秒51
・埼玉中学校駅伝 6区(3.0km) 区間12位 9分45秒 チーム=17位
・埼玉県中学校通信陸上 男子 3000m決勝 7位 8分54秒61
・埼玉中学校駅伝 4区(3.0km) 区間賞 9分04秒
・埼玉中学通信陸上 男子1500m 決勝 1組 2位 4分11秒18
・埼玉中学通信陸上 男子3000m TR 優勝 8分50秒89
・埼玉中学総体陸上 男子3000m TR1組 優勝 8分42秒95
・関東中学総体陸上 男子3000m 決勝 優勝 8分42秒66
・全国中学総体陸上 男子3000m 決勝 5位 8分38秒90
・埼玉中学校駅伝 3区(3.0km) 区間賞 8分54秒
・関東中学校駅伝 6区(2.9km) 区間賞 8分36秒
・全国中学校駅伝 6区(3.0km) 区間賞 9分07秒 ※区間新
まとめ
本記事では、植松遼選手の
・進学先高校予想
・経歴プロフィール
・これまでの競技成績
について紹介してきました。
●植松遼選手の進学先の高校は未公表
●最有力は『埼玉栄高校』 県内ではここしかなさそう
●県外で可能性があるとしたら『佐久長聖高校』
●植松選手は小1で既に大会に出場、小4から『川島RC』に在籍
●藤中学校の陸上部で急成長
・全中総体 3000m 5位
・全中駅伝 6区区間賞(区間新記録)
・藤中学校は初出場&初優勝